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粉体機器関連
もみがら熱利用装置

農業廃棄物『もみがら』の発生量は、年間約200万tと言われ、安定的に発生し、乾燥しているので熱量も高く、資源の少ない日本では、大切なバイオマス資源になります。現在の利用方法としては、たい肥、暗渠材、敷料利用等となりますが、そのほとんどが焼却処分されているというのが現状です。
『もみがら』を安全に燃焼し熱利用することができれば、再生可能エネルギー『もみがら燃料』とし、化石燃料削減、CO2削減を可能にすることができ、『脱炭素社会』に貢献できます。
ラサ工業は、このバイオマス資源『もみがら』より、再生可能エネルギーを開発しました。
『もみがら』を燃料にし、小規模分散型熱エネルギー循環システムを提案いたします。



- 地域の材料が使える(地域経済循環、地域循環共生圏)
- CO2排出量の削減(脱炭素社会)
- 地域内での雇用の創出、地域内への人の移動を誘発
- 地域内外における資源・燃料創生地域へ転換
- 地域燃料価格が、地域外要因に影響されない
- 視察観光需要が期待できる(エコツーリズム)


「もみがら」を、KoConaACEで数百μmに粉砕し、粒度と粒径を整え、化石燃料より安価に製造した粉体燃料。液体・気体燃料と同じ燃焼方式が可能。





- 乱気流と摩砕による気流粉砕
- 特殊なロータにて、粒度と形状の均質化
- 摩砕機構により、乾燥も行う
- 粉砕により容量を1/4程度に
機器仕様 | |
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型式 | KoCona-ACE |
処理物 | もみがら (水分率約11%以下) |
処理能力 | 約270kg/h |
電動機 | 37kW |
材質 | SS400 、特殊鋼 |
付属品 | 吸気ダクト ドアスイッチ |


- 専用バーナによる空間燃焼
- 着火消火性に優れ、高い需要変動追従性
- 特殊機構により、燃焼時に結晶化しない
- 温度偏差が小さく、クリンカが形成されにくい
機器仕様 | |
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型式 | KoCona-HOT |
想定発熱量 | 13.4MJ/kg (3200Kcal/kg) |
燃料消費量 | 36.8kg/h |
熱出力 | 116kW |
伝熱面積 | 5.6m2 |
電動機 | 3.2kW |
補助燃料 | LPG |
付属品 | 定量供給フィーダ |





水分が減少し、燃料としての質が向上。性状が均一なので、供給性が良く、効率の良い燃焼ができる



お客様の「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みを支援



2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
農業廃棄物『もみがら』の発生する場所で、化石燃料よりも安価な燃料を、KoCona-ACEにて製造。
地域の熱を必要としている設備にKoCona-HOTを設置し、地域内にエネルギー循環経済圏を作ります。
再生可能エネルギーKoConaは、CO2削減、地球温暖化・省エネルギー対策に貢献いたします。

2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。

気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。

2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
KoCona-ACEの粉砕技術。KoCona-HOTの燃焼技術。
2つの技術をマッチングすることで、農業廃棄物『もみがら』の処理を行います。
地域の防災施設、避難施設に、KoCona-HOTを導入し、環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指します。

2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。

『もみがらエネルギー株式会社』様(秋田県大潟村)が、を、『砂丘温泉ゆめろん』様(秋田県三種町)に導入されました。2020年2月から本格稼働しております。

「もみがらエネルギー㈱」様に設置





「砂丘温泉ゆめろん」様に設置

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